『わかる』ハシモト会長かく語りき 第34話 “証言”「ええか、中途半端なことするなよ 失敗したらブスってやっとけよ」


『わかる』ハシモト会長かく語りき

第34話 証言「ええか、中途半端なことするなよ 失敗したらブスってやっとけよ」

証言 林 建次
株式会社 ハヤシゴ 代表取締役

「橋本社長と信一君と三人でイタリアからスペ インに渡った時、イタリア語は得意の信一君で したが、英語が少し通じにくかったのです。

「おまえ、アメリカ行けや。これからは英語できんかったらビジネスにならへんで」 その後すぐ、アメリカに行かせたのです。

今でこそ、中小企業でも英語はビジネス上で不可欠ですが、昭和の終わり頃の話ですからね。

直感で言ったのだと思いますが、瞬時の判断力は天性のものですね。

ある時、ヨーロッパから戻り、橋本社長に電 話をしてみると、

「社長おらへん。実は明日、手術するねん。ろれつが回らんかって」と聞き、

「え らいこっちゃ」と大慌て。

後から聞いた話ですが、若い担当医にこう言っ たそうです。

「ええか、中途半端なことするなよ。失敗したらブスっとやっとけよ」

普通、自分がその立場になったら冗談でもいえることじゃない。

でも、これも橋本さんらしい一件なんです。

(つづく)


この連載について

「革っちゅうもんはなぁ、、、。」本物の革とは、商売とは、人間とは?
クアトロガッツを始めた頃に革屋さんではじまった人生談義。
それがハシモト会長との出会い。

80歳を超え、戦後からの日本を生きてこられてきた中で培われたその稀有な人生哲学と大阪ならではの人情味あふれる人柄。
「そや、ここに紙があるやろ。俺らは今までこの紙の裏をやってきたんや。いっぺん表をやろうと思うんや。」
珠玉の言葉を噛み締めていただければと思います。
毎週日曜日の夜21時に連載中。

『 わかる。ハシモト会長かく語りき』 に寄せて(クアトロガッツ 中辻)

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