『わかる』ハシモト会長かく語りき 第35話 ” 証言”「一緒にいこか」徹底した現場主義


『わかる』ハシモト会長かく語りき

第35話 証言「一緒にいこか」

証言の長谷信義
株式会社 ナガタニ 代表取締役

バッグ屋を創業して四十数年。

ハンドメイドにこだわって、ナガタニというバッグの世界観 をつくってきたんですが、そんな私の人生のなかで、橋本社長からの教えは、大きく影響しています。

他力本願的な商売はせず、自己責任でやっておられる橋本社長は、すべてが長期戦略」 なんです。

資材問屋でありながら、ものづくりもできるのがハシモト産業ですが、何十年もかけて極細のテープを開発された。

大量生産の流れのなかでも、自社で在庫を全部抱え、小ロット販売という単品勝負を続けてこられた。

このやり方が、今の時代にピタッと合っている。十年、二十年という先を見据えた仕込みはすごい。

業界でも類い希な経営者だと思います。

橋本社長とは、随分、いろんなところへ行きましたね。

かきしぶプロジェクトというのが あって、革をつくって、染めあげていくんですが、

伝統的な「かきしぶ」のもとをつくるところが木津にあって、二人で見に行きましたね。

徹底した現場主義なんですよ。

「名古屋のガラ紡織りをつくっているところ、新潟の天然のマユで着物の帯をつくっているところ・・・

全部うちの仕事のためで、橋本社長にはなんも関係あらへんけど、一緒に行ってくれるんです。

その探求心はすごい。

感服もんですわ。

(つづく)


この連載について

「革っちゅうもんはなぁ、、、。」本物の革とは、商売とは、人間とは?
クアトロガッツを始めた頃に革屋さんではじまった人生談義。
それがハシモト会長との出会い。

80歳を超え、戦後からの日本を生きてこられてきた中で培われたその稀有な人生哲学と大阪ならではの人情味あふれる人柄。
「そや、ここに紙があるやろ。俺らは今までこの紙の裏をやってきたんや。いっぺん表をやろうと思うんや。」
珠玉の言葉を噛み締めていただければと思います。
毎週日曜日の夜21時に連載中。

『 わかる。ハシモト会長かく語りき』 に寄せて(クアトロガッツ 中辻)

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