クアトロガッツのちょっと賢い革の話  第22話 職人の秘訣「一杯の紅茶」

小さい財布の小さいふ。


綺麗に巻かれた糸。

その佇まいにしばらく見入ってしまいます。

ミシン針が革と革をつなぎ合わせていくたびに

この糸たちがカラカラと回りながら

ふっくらした姿がだんだんほっそりしていきます。

工房のスタッフはラジオが好きで

ミシンの音や、裁断機の音や金槌のリズム

雨の日には雨音 晴れの日には鳥の声が

音楽やパーソナリティーの饒舌な話し声と交わって

時間が流れていきます。

モノづくりは黙々と作業をするのでラジオは雰囲気を良いものにしてくれます。

でも耳に入ってくる曲を「よかったね」とスタッフに話すと

「えっ聞いてなかった」ということが多々あるんです。

やっぱり集中してしまいます。

ある靴職人の方のインタビュー記事に中で

師から教わった仕事を長く続ける秘訣のひとつに

「一杯の紅茶を忘れないこと」があるという内容のお話がありました。

一つの物事を、精神を集中させて、続けて行うのがモノづくり。

だからこそ根を詰め過ぎない。

休める工夫が必要ということです。

皆さんも「一杯の紅茶」「一杯のコーヒー」「心休める音楽」

是非お試しください ^ ^