小さいふ。


新しい革が届きました。

しっとりとオイルを含んだ柔らかなシボのある革らしい革です。

いつ登場するかはお楽しみに。

革は鞣す段階で、作業がしやすいように半分のサイズになります。

その半裁の革が5枚位が1束になってロールで届きます。

下の写真のような感じです。

栃木レザー社にて

厚みのある革は1ロール持ち上げるときに男性でも声が出るくらいずっしりと思いです。

漉かない状態のなめされた元々のままの厚みを原厚といいますが、革の厚みを薄くすることを漉くといいます。

パーツに裁断する前に用途に応じて漉き屋さんに頼んでmm単位で厚みを整えてもらいます。

実は同じアイテムでもパーツの箇所で厚みが違っています。

例えばお財布では強度の欲しいところは厚く、カード入れお札入れなどは厚みが出ないように薄く漉いています。

漉いた革を今度は革同士が重なり合う箇所のような厚みをなくしたい部分を工房の小さな革漉き機で漉きます。

革は天然皮革のため繊維の方向や表面の質感など個体差があり、厚みを調整して革が破れないように丁寧に漉くには経験が必要です。

漉き機

革は食肉の副産物を使用しています。栃木レザーの代表取締役社長山本昌邦さんは「生命の証が捨てられるのではなく、残った皮を加工し、革としてわたしたちの暮らしに生かされています。」と語っています。

革は素材の時の質感、色合いの仕上げから、素材を生かしてアイテムに仕上がるまでの間に沢山の手が加わっています。

天然素材に人の手が加わって生まれるぬくもりのある豊かな表情。

それが革の魅力なのかもしれません。