ちょっと賢い革のお話 第3話 「傷があるのが良い革の証?!」

小さい財布の小さいふ。


「第3話」

傷があるのが良い革の証!?

「この革は使うほどに艶がでてきて
エイジングする革なんや」

ある日革を仕入れに行ったときのことでした。

おすすめの革があるからちょっと待っておいてと
革屋の おじさんは席を立ち、
しばらくすると革を手に戻ってきました。

これが栃木レザーとの出会いでした。
確かにきめが細かくしっとりとしていて
艶やかで重みが違います。

「でも傷が所々ありますよね?」

革屋のおじさん曰く

「傷があるのが良い革の証なんや」

「傷があるのが良い革?」

「革には本来傷があるもんなんや。
この革は塗料を吹き付けて色をつけるんじゃなくて
タンニンなめしと染色にこだわっているから
牛が生きているときにつけた傷やシワがそのまま残ってるんや。
使ってみれば本当に良い革っていうことがわかる」

ここから栃木レザーに実際に触れ、さらに
使っていく中で革で経年変化、エイジングと
きめ細やかな質感を実感するようになりました。ニコニコ

デリケートなのは良いこと!?

ここから少し専門的な話になりますが、
染色にもこだわった植物性タンニンなめしの革。
これを英語で言うと
フルベジタブルタンニングレザーといいます。

この革は30以上の工程を経てなめされ、
染色の乾燥もいれると通常の革の数倍も
手間と時間をかけて創られています。

タンニンなめしの革は植物性タンニンを
革の中心まで浸透させるために、
革をつけ込む液体のタンニン濃度を
徐々に上げていきます。

そのために濃度の違う革をなめすプールがあるのですが、
栃木レザーには世界有数の規模のプールと高い技術があり、
海外の一流ブランドも買い付けにくるのです。

しかし社長は「君たちのような小さな工房が
栃木レザーの良さを伝えてきてくれた」と言い、
大手ブランドよりも優先的に
革を卸しているのです。

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またこの革は気候によって染色の色が変化したり、
デリケートで傷がつきやすいためとても扱いには
気を使っています。

相反するようですが繊細でデリケートに変化しやすい、
だからこそ使っていくとエイジングの風合いの変化も
素晴らしいんですね。べーっだ!

毎日使う革。財布が表情を変えて、風合いを帯びてくる。
これが革の魅力ですね!それが実感できるのが
フルベジタブルタンニングレザーなんですね。

 

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