クアトロガッツのちょっと賢い革の話 15話 革を切らない

小さい財布の小さいふ。


クアトロガッツのちょっと賢い革の話 15話

革を切らない

クアトロガッツで製作をしている矢田さんが

過去に大阪の製靴の会社で働いていた時のこと

 

「この革を切るんですか?」

「なんやと!?」

『革は切るとは言わん!」

「革は裁つっていうんや!!」

 

そんな風に怒られたそうです。

 

革を切るという表現は使いません。

正式には革を裁つといいます。

裁断の「裁」で裁つというのは紙や布などを、 ある寸法に切るという意味合いで使われます。

衣服に仕立てるために型に合わせて布地を切ることを裁つというんですね。

以来、革を切ることはせず、革を裁つことにしています。

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衣服で使うハサミを裁ちハサミと呼ぶように、革の裁断で使うのは革裁ち包丁です。

革職人ではじめに学ぶことは道具の手入れといいますが、道具と仕事は切り離せない関係にあります。

道具の手入れを自分でできるということはとても大切なことになんですね。