小さいふ。


手塚治虫の描いたメッセージ

#9 ガラスの地球を救え “毒ガスvs水爆”

手塚ワールドとクアトロガッツのコラボ小さいふ。第一弾「ブッダ」第二弾「鉄腕アトム」の小さいふが誕生。
マンガのキャラクターの生みの親である手塚治虫が伝え続けてきたこと。それは生命の尊厳というテーマでした。
地球を守りたい、生命を守りたい、子どもたちの未来を守りたい。年月を経て一層輝きを放つ手塚治虫のメッセージに今一度耳を傾けたいと思います。


自然への畏怖をなくし、地球環境を考えなくなった人類。
しっぺ返しがくる前に、もう一度地球のことを考える必要があります。
生産性を上げるために人類の寿命を縮めるような本末転倒もはなはだしいことが行われています。
手塚治虫は昭和六十三年に尊敬するウォルト・ディズニーに捧げる「森の伝説」というアニメをつくりました。
人間が開発と称して森の木を伐っていくのに、森の動物や草木が反乱をおこすという話です。
自然への畏怖をなくし、傲慢になった人類には必ずしっぺ返しがくる。だから、いまこそ、全地球的レベルで、超長期的、何百年何千年という視点から、地球を考える必要があると語っています。鉄腕アトム第49話「アトム対ガロン」には印象的なシーンがあります。


「鉄腕アトム」で、ガロンというロボットが口から毒ガスを吐き出すのをやめさせるために、ばかな軍人が水爆を使ってガロンを破壊しようとするシーンを描いたことがあり ましたが、なんと、いまや現実のほうが、マンガの世界を超えてしまっています。
放射能による食物汚染もさることながら、薬品による汚染も相当なものだといわれいます。しかも、その理由は大量生産して儲けを多くするためでしかない。そんなばかなことが、えんえんと続けられてきているのです。」

(科学の進歩は何のためか 「ガラスの地球を救え」)

つづく


(C)手塚プロダクション / 講談社

手塚治虫 鉄腕アトム×小さいふ。

 

手塚治虫 鉄腕アトム×小さいふ。

 

※手塚治虫の「塚」の字は、正しくは旧字体(塚にヽのある字)となります
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クアトロガッツ/WEBスタッフ 編集/文 中辻晃生 楠戸達也