小さいふ。


先日は工房の近くの勝尾寺川の桜が咲きました。

咲きっぷりをみていると体の奥から力が湧いてくるのを感じました。

春のうららかな陽気からは、非常事態宣言という言葉が不釣り合いに映りますが、収束を願いながら、身近な人との時間、家族との時間、自分の時間を大切に過ごしていきたいと思います。

先日のNHK日曜美術館は「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」をテーマに日本と西洋の美術を紹介していました。

NHK日曜美術館「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」こちらで視聴できます。

日本では疫病の比喩として鬼が描かれ、神様が鬼を食べる様子を描いた絵画が紹介されました。心の部分でのケアを担う信仰と、それをサポートする美術という関係性に光を当て、西洋でも闇が深いほど暁は眩しく近いというように、美として芸術が疫病を描いてきた歴史が紹介されていました。

京都の祇園祭も疫病封じが目的で生まれた祭りだったという史実もあり、それほど疫病は身近なものとしてあったことを改めて知りました。

今は流行りのアマビエも、疫病を物語としてあらわすことで悪い状況にも終わりがあることを感じさせ、物事をポジティブにとらえていく人間の力強さに対して「人間ってすごいな」と司会の小野正嗣さんは言われていました。

また多くの政治家が今の状況を戦争の比喩で表していることに対して疑問を呈し「戦うよりは、向き合い受けとめ生きていく」ことが適切なのではないかと語っていたのが印象的でした。確かに戦争とは問題の内容が大きく異なるので気をつけなければならない部分ですね。

不自由の中で芸術が人間の本質的な活動であることがわかります。モノづくりでできることを私たちもしていきます。

NHK日曜美術館「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」こちらで視聴できます。

コロナの影響で皮肉ではありますが世界とのつながりをより身近に感じます。SNSで目にする海外での出来事。医療関係者の帰宅を迎える賞賛の拍手、テラスで楽器を奏でる人々、窓辺に掲げられたたくさんの虹の絵。毒を変じて薬と為すという言葉がありますが、この事態が収束する頃には世界がもっと良く変わっているという希望も感じています。

コロナに負けずより良い未来のための一歩のために自分たちにできることをしていきましょう。