「さまざまなこと思い出す桜かな」
この句は松尾芭蕉が奥の細道の旅に出る一年前、
故郷である伊賀の国へ帰省した際に詠まれたといわれています。。
若き日のこと。
芭蕉は故郷の伊賀で主君に仕えていました。
しかしその主君は二十五歳という若さで桜の散る頃に急逝。
主君を見送った後、芭蕉は二三歳で俳諧の道に生きることを決心します。
そして侍の道を捨て脱藩。
それから二十二年後、父の追善法要もあり桜の咲く頃に故郷に戻ったときのこと。
図らずも旧主の屋敷の花見の宴に招かれます。
江 戸において俳諧で名を上げた四五歳の芭蕉。
脱藩の罪を負ったため二度と訪れることはないと思っていた故郷。
その時に詠んだと句が「さまざまなこと思い出す桜かな」だそうです。

満開の桜です
同じように見えて毎年新しい花を咲かせる生涯青春の桜。
私たちも年々新しい花を咲かせていきたいですね。
[おまけ]花見にオススメのアイテム「サムライ」

サムライは使わない時はこんな風に掛けて収納できます。

サムライになってお弁当を片手に桜のある土手へ。逃げる女子スタッフ

一回目の花見では時期が早く桜の蕾を見上げるサムライ

近所の中華料理店「浜勝」の唐揚げ弁当を食べるサムライ。